グルメバーガーという食べにくいハンバーガーを食べたのは、この仕事がきっかけでした。ネーミングから建物まですべてをプロデュースさせていただいた「1/3 HAMBURGER FACTORY」。コンセプトを染み渡らせた建物、外構、家具、グラフィック。敷地内の細部にまでこだわることができる業種って僕の知る限り存在しないのかもしれない。だからすべてを把握し整理して少しの隙もなく見えるものすべてを考えました。
モリモトシンゴ
お店を新築することによりブランド力を最大限に高めることができると考えています。密集した商店街や観光地での出店は別として、僕の経験上では郊外で居抜きの店を改装して出店することはリスクしかないです。前者による変な間取りや狭い駐車場や簡素な外観。歴代の倒産した店のイメージ。蓋を開けたら膨らんでいる改装費用。この状況でブランディングやらデザインなんて言ってる状況ではなくなり、内装屋さんに勧められる壁の色や床の素材だけでこだわった気になってオープン。人が来ない、人に伝わらないお店になってしまいます。